がん保険にはどんな特約があるの?
がん保険の基本的な保障内容は、「がん診断給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」です。
この3つの保障にオプションとして各種の特約を付加できます。
今回は、がん保険の特約について詳しく紹介します。
■がん通院特約
「がん治療目的で所定の通院」や「がんにより一定期間入院した後の通院」で給付金を受け取れる特約です。
医療の進歩により、手術中心の治療方法から、放射線治療や化学療法(抗ガン剤)を組み合わせた、通院治療が増加傾向にあります。
がん通院特約は、近年の医療の傾向にあわせて重要性が増しています。
※ポイント※
通院の前に「入院が必要」かどうか、通院給付金を受け取れる条件が商品によって異なるため注意が必要です。
事前にしっかりチェックしましょう。
■先進医療特約
がん治療のために「先進医療」を受けた場合に給付金を受け取れる特約です。
「重粒子線治療」や「陽子線治療」などの先進医療は、身体的な負担は軽く、一般の治療と比較して効果が高いとされています。
しかし、健康保険が適用外のため、費用は全額自己負担となります。
先進医療特約に加入していれば、「技術料の実費負担」をカバーできるのです。
※ポイント※
保障期間通算で1000万円や2000万円のような保障額の上限が設定されています。
■抗がん剤特約
抗がん剤治療を受けたときに、給付金を受け取れる特約です。
抗がん剤治療は通院(外来)による治療が主体になることが多く、治療費が高額となりますので助かる特約です。
■死亡特約
万が一の死亡時に保険金を受け取れる特約です。
※ポイント※
「がんを死因とする場合のみ」を保障するタイプと、「死因をがんに限定しない」タイプがあります。
■放射線治療特約
がんで放射線治療を受けた時に給付金を受け取れます。
■がん退院特約
がんで一定期間入院した後、退院した場合に給付金を受け取れます。
■がん在宅療養特約
所定の在宅療養をする場合に給付金を受け取ることができます。
■乳房再建手術特約
乳房再建手術を受けた場合、給付金を受け取ることができます。
■保険料免除特約
がんと診断されたら「保険料が免除」になります。
がんになった時は毎月の保険料が負担になる可能性がありますので、保険料免除特約が付加されていると安心です。
特約をたくさんつけて保障を充実させると、給付金を受け取れる機会が多くなります。
しかし、当然ながら保険料も高くなります。
それぞれの特約の内容を吟味して必要な特約を選ぶようにしましょう。
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