原付バイクに自動車保険(任意保険)は必要?
こんにちは。
ほけんの扉大丸京都店でございます。
16歳から取得できる原付バイクの運転免許証。
正式には原動機付自転車という名称ですが一般的には「原付バイク」という愛称で、老若男女問わず通勤通学に広く愛用されています。
初めて取得した運転免許証が原付バイクという方も多いですね。
原付バイクも公道を走るため、自動車と同様に対人や対物の事故リスクがつきもの。
今回は原付バイクの自動車保険(任意保険)の必要性についてご説明致します。
※本記事の「自動車保険」表記は、全て任意保険を指します。
■そもそも原付バイクって何?
原付バイクとは原動機(エンジン)を搭載して開発された排気量50cc以下のバイクを指します。
50cc以下の原付バイク免許は学科試験合格で取得できます。
なお、普通自動車免許を持っていれば、新たに原付バイク免許を取得せずに運転可能です。
■原付バイクに自動車保険は必要か?
原付バイクを運転するに際して自動車保険は必要なのでしょうか?
結論から申し上げますと「必要」です。
■自賠責保険って何?補償範囲は?
自動車保険を考える前に、まずは自賠責保険について。
「自賠責保険」とは全ての車の所有者に加入が義務付けられている保険で、原付バイクも例外ではありません。
未加入や補償期間の有効期限切れの場合、罰金や減点の対象となります。
自賠責保険で補償される範囲は「対人」(事故の相手側のケガ、死亡)のみに限定されています。
【補償限度額】
ケガ:120万円 死亡:3,000万円 後遺障害:4,000万円
■原付バイクにも自動車保険が必要な理由は?
自賠責保険で補償される範囲が「対人」のみに限定されています。
例えば、下記の損害は補償対象外です。
・歩行者の所有物への補償(対物補償)
・自動車の運転者の治療費(人身傷害)
・自身の自動車の修理代(車両補償)
また自賠責の補償対象であっても「対人」の補償金額については注意が必要です。
歩行者が死亡した場合には賠償金額が高額となり、最大3,000万円の自賠責では不足するケースも!
つまり「自賠責の対象外となる損害」や「補償金額を超える賠償責任」については、加害者本人の負担となります。
原付バイクであっても自動車と同様のリスクを抱えているため、自動車保険は必要と考えて良いでしょう。
■自動車保険はどんな補償が必要?
原付バイクだからといって自動車と異なる補償を持つ必要はありません。
以下のような補償と十分な補償金額を持った自動車保険に加入しましょう。
①対人賠償保険
他人に負わせたケガ、死亡の賠償責任を補償。
自賠責の対人補償に上乗せされます。
保険金額は任意に設定できますが、過去の判例からみても高額賠償となる場合が多いため、「無制限」がおすすめです。
②対物賠償保険
他人の所有物を壊してしまった時の賠償責任を補償。
こちらも保険金額は任意設定できますが、対人賠償保険と同様にこちらも「無制限」がおすすめです。
③人身傷害保険
自分自身や同乗者のケガ、死亡の補償。
一般的には1名につき3,000万円から1,000万円単位で設定できます。
補償額を下げれば保険料も連動して下がりますが、事故の際に十分な補償が得られる保険金額を設定しましょう。
④車両保険
自分自身の原付バイクが壊れた場合の補償。
上記3つの補償とは異なり設定できる保険金額は、市場販売価格を参考に決定されます。
また、補償される事故の範囲や免責金額の設定により保険料が大きく変わります。
■自動車保険の補償を持たせる2つの方法とは?
原付バイクに自動車保険の補償を持たせる方法は大きく2つあります。
①単独でバイク保険に加入
各損害保険会社では「バイク保険」という商品を準備しています。
その「バイク保険」にて上記4つの補償に加入できます。
※一部、バイク保険を取り扱っていない保険会社もございます。事前に保険会社や代理店にご確認ください。
【こんな方におすすめ】
単独でのバイク保険加入は「原付バイクに長期間乗る予定の方」におすすめです。
自動車保険には「ノンフリート等級別料率」という保険料の割増引制度があります。
これは原付バイクも同様に適用されます。
1年間無事故で自動車保険を使用しなかった場合には、等級が上がり保険料が割引となります。
長期間無事故であるほど割引率は大きくなるため、「原付バイクに長期間乗る予定の方」に向いています。
②自動車保険の特約として付加
既に自分自身や家族が自動車保険に加入している場合、オプションとして「ファリミーバイク特約」を付加する方法があります。
「バイク保険」と同様に「ファリミーバイク特約」でも4つの補償の加入できます。
原付バイクでの事故発生時に「ファミリーバイク特約」を使っても、主契約のノンフリート等級制度は下がらないという点が大きな特徴です。
【こんな方におすすめ】
「自身や家族が自動車保険に加入していて、原付バイクを短期間乗る予定の方」です。
原付バイクにもノンフリート等級制度が適用されます。
その保険料割引の適用により「バイク保険」の保険料が「ファミリーバイク特約」より安くなるのは、一般的には「無事故で3~4年経過後」。
つまり補償期間が3~4年間といった短期間であれば「ファミリーバイク特約」の方がトータルの保険料を安く抑えられる場合があります。
★ご自身の状況に合わせて「単独でのバイク保険加入」「ファミリーバイク特約」を比較検討しましょう!
■原付バイクの保険に悩んだら……
ほけんの扉大丸京都店では複数の損害保険会社の商品を比べて選べます。
原付バイクの保険に悩んだら、ぜひ7階店舗までお立ち寄りくださいませ。
ご予約はこちらから
■フリーダイヤル:0120-624-546