女性特有の病気とは?
いろいろな場面でよく耳にする「女性特有の病気」とは、いったいどういうものなのでしょうか。
【異常妊娠・異常分娩】
異常妊娠とは、受精卵の着床や胎児の発育に異常のある妊娠のことを指し、どの妊娠期間にでも起こりうるもので、胎児や母体に障害が起こりやすいとされています。
異常分娩とは、通常の自然分娩では出産することができず、医療行為の介入を伴う分娩のことを言います。
具体的には下記のようなケースがあり、民間の医療保険の保障の対象となります。
•重度のつわりや切迫流産、切迫早産、妊娠中毒症により入院した場合
•流産や早産で入院・手術をした場合
•帝王切開で出産した場合
•吸引分娩で出産した場合
この他にも、妊娠・出産において、健康保険が適用されるような入院・手術があった場合には、保障の対象となることがあります。
一方、いわゆる正常妊娠・正常分娩は病気では無いため、医療保険の保障の対象外となります。
【乳房の病気(乳がん・乳腺症など)】
乳房の病気で代表的なものが乳がんではないでしょうか。
乳がんの治療は必ずしも乳房を全摘出しなければいけないという訳ではありません。病状によって、部分的な切除ですむ場合や、放射線療法や化学療法、ホルモン療法などによる治療も可能です。
ただ、全摘出となった場合には、乳房再建を考える人もいるでしょう。2013年7月から、乳がん全摘出手術後の乳房再建に使用する人口乳房に健康保険が適用されるようになりました。これにより、患者負担が大幅に軽減することになりました。
また、前述したように、乳房再建手術を保障する医療保険やがん保険もあります。
【子宮の病気】
子宮筋腫や子宮内膜症、子宮頸がんや子宮体がんも女性特有の病気です。
中でも子宮筋腫は代表的な病気で、35歳以上の女性の15~30%に子宮筋腫があるといわれています。
子宮筋腫は、筋腫ができても症状が出ない場合もあります。
初期の段階だと治療をしなくてもよいケースもありますが大きくなると症状が出てきたり、他の器官に障害が出ることもあります。
【卵巣・卵管の病気】
卵巣嚢腫、卵巣がん、卵管炎、卵管がん、卵管性不妊症などです。
卵巣嚢腫や卵管炎などは、比較的若い年代でも発症する病気ですし、卵管がんは閉経後の世代に多い病気で、卵巣・卵管も年齢にかかわらず、病気を発症するリスクがあります。
【その他の病気】
女性特有の病気ではないものの、女性に多い疾病として次の疾病があります。
•バセドウ病
•鉄欠乏性貧血などの貧血
•下肢の静脈瘤
•胆石症
•胆のう炎
•腎結石
•尿管結石 など
これらの病気は、医療保険によっては女性特有の病気として扱われ、通常の疾病よりも手厚い保障をされる場合があります。
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